【初心者向け】Google Ads APIとGoogle Custom Search API活用のPython環境導入ガイド

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目次

はじめに

このガイドでは、Pythonの実行環境を構築し、Google Ads APIとGoogle Custom Search APIを利用するための基本的な手順を説明します。初心者でも理解しやすいように、ステップバイステップで解説します。

Pythonとは?

Pythonは、初心者からプロフェッショナルまで広く利用されているプログラミング言語です。読みやすく、書きやすい文法が特徴であり、データ分析、ウェブ開発、機械学習、AI開発など多岐にわたる分野で活用されています。Pythonはオープンソースであり、多数のライブラリやフレームワークが利用可能で、さまざまなタスクを効率的に処理できます。

Pythonの公式ドキュメントはこちらから確認できます。

Pythonのインストール

まずはPythonをインストールする方法から説明します。これはWindows、macOS、Linuxの順に説明します。

a. Windowsの場合

公式サイトからダウンロード
Pythonの公式サイト(python.org)にアクセスし、Windows用のインストーラーをダウンロードします。

インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーを実行します。この際、「Add Python to PATH」にチェックを入れ、「Install Now」をクリックします。

インストールの確認
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してインストールが正しく行われたか確認します。

python3 --version

これでPythonのバージョンが表示されれば、インストールは成功です。

b. macOSの場合

公式サイトからダウンロード
Pythonの公式サイト(python.org)にアクセスし、macOS用のインストーラーをダウンロードします。

インストーラーの実行
ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従ってインストールします。

インストールの確認
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してインストールを確認します。

python3 --version

バージョンが表示されればインストールは成功です。

c. Linuxの場合

APTパッケージマネージャーを使用する(Debian系ディストリビューションの場合)
ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。

sudo apt update 
sudo apt install python3

インストールの確認
ターミナルで以下のコマンドを入力してインストールを確認します。     

python3 --version

バージョンが表示されればインストールは成功です。

仮想環境の設定

仮想環境はプロジェクトごとに独立したPython環境を作成するためのものです。以下の手順で仮想環境を設定します。

仮想環境の作成

プロジェクトディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。

python -m venv myenv

ここで、’myenv’は仮想環境の名前です。

補足: Pythonのバージョンによっては、以下のコマンドを使用する必要があります。

python3 -m venv myenv

仮想環境のアクティベート

Windowsの場合:

myenv\Scripts\activate

macOS/Linuxの場合:

source myenv/bin/activate

仮想環境のデアクティベート


仮想環境から抜けるには、以下のコマンドを実行します。

deactivate

必要なパッケージのインストール

PythonでGoogle Ads APIとGoogle Custom Search APIを使用するためには、いくつかのパッケージをインストールする必要があります。仮想環境をアクティブにした状態で、以下のコマンドを実行してインストールします。

pip install google-ads google-auth google-api-python-client

Google Ads APIとGoogle Custom Search APIの役割

Google Ads APIは、Googleの広告データをプログラムで管理・操作するためのAPIです。広告キャンペーンの管理、キーワードの分析、レポートの生成などが可能です。Google Custom Search APIは、特定のウェブサイトやカスタム検索エンジンに対する検索をプログラムで実行するためのAPIです。特定のコンテンツを検索したり、検索結果をカスタマイズするのに役立ちます。

Google Ads APIの詳細な情報は、こちらで確認できます。

Google Custom Search APIの詳細な情報は、こちらで確認できます。


開発環境の設定

Pythonの開発には、コードを書くためのツール(IDE)が必要です。以下の2つが特におすすめです。

a. Visual Studio Code (VS Code)

  1. VS Codeの公式サイトからダウンロードしてインストールします。
  2. Python拡張機能をインストールします。

b. PyCharm

  1. PyCharmの公式サイトからダウンロードしてインストールします。

VS Codeは軽量で高速なエディタとして知られており、Python開発に必要な機能を拡張機能として追加できます。一方、PyCharmはより多機能で、特に大規模なプロジェクトや複雑なコードベースの管理に適しています。

まとめ

この記事では、Pythonの実行環境を構築し、Google Ads APIとGoogle Custom Search APIを利用するための基本的な手順を説明しました。以下は、記事で取り上げた重要なポイントのまとめです。

Pythonのインストール

  • Pythonは公式サイトからダウンロードし、インストールします。Windows、macOS、Linuxそれぞれのインストール方法を紹介しました。

仮想環境の設定

  • 仮想環境を作成し、プロジェクトごとに独立したPython環境を管理する方法を説明しました。仮想環境の作成、アクティベート、デアクティベートの手順を含めました。

必要なパッケージのインストール

  • Google Ads APIとGoogle Custom Search APIを使用するために必要なパッケージのインストール方法を解説しました。

開発環境の設定

  • Pythonの開発に最適なIDEとしてVisual Studio Code(VS Code)とPyCharmを紹介し、それぞれの特徴とインストール方法を説明しました。

次のステップ

Pythonの環境構築が完了したら、次に進むべきは具体的なAPIの利用方法です。以下のリンク先では、Google Custom Search APIとGoogle Ads APIの詳細な利用ガイドを提供しています。これらのガイドを参照して、さらに高度なデータ収集やキーワードプランニングを行いましょう。

これらの記事を参考にすることで、Googleの強力なAPIを活用し、マーケティングデータの自動収集や分析を効率的に行うことができます。Python環境を整えた今、次のステップへ進み、ビジネスやプロジェクトに役立つデータ活用を始めましょう。

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著者について

ListeningMindの機能と使い方に関する情報、市場調査レポートの公開、及び関連するマーケティング手法についてのコンテンツをお届けするListeningMind marketing office.の編集部です。

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