インテントファインダーの機能・使い方|リスニングマインドガイド

目次

インテントファインダーとは?

インテントファインダーは、入力したキーワードを含むすべての検索クエリを一括抽出し、トピック(よく併用される単語)や検索インテント(検索行動の目的タイプ)ごとに整理・可視化するツールです。

検索ボリューム数や増減傾向、競合度も同時に確認できるため、ユーザーがどの視点で情報を探しているかを把握しやすく、消費者ニーズの読解や戦略的キーワード設計を効率的に行えます。

どんな単語を入力すれば良いのか?

インテントファインダーに入力するキーワードは、市場や商品・サービスに対する需要の有無や、検索者の行動・関心の背景を把握したいときに適した単語です。

具体的には、自社商品名、カテゴリ名、競合ブランド、ユーザーの悩みや検討ワード(例:「〇〇 比較」「〇〇 評判」)などが該当します。

検索意図を幅広く捉えるには、「副業」「ノンアルコールビール」など、単語ベースの一般的なキーワードの入力が効果的です。

一方で、「副業 主婦 扶養内 確定申告」などの複合語はヒット数が減少し、十分な分類が行えない場合があるため注意が必要です。

インテントファインダーの画面操作方法

画面操作方法:調査対象の検索キーワードの入力

調査画面の概要

検索結果画面では、関連キーワード(抽出された検索クエリ)ごとの検索インテントタイプや検索ボリューム、変化傾向が一覧で確認できます。

ボリューム順や増加率順にソートしたり、特定の単語を含む関連キーワードでフィルタリングも可能です。

必要なデータはCSVダウンロードで簡単に保存でき、不要なキーワードは除外して見やすく整理できます。

調査画面の見方:画面上部

画面上部には、検索結果に基づく関連キーワード数、トピック数、月間平均ボリューム、年間ボリュームが表示されます。

キーワード数は該当する関連キーワードの総数、トピック数は併用される単語数を示しています。

検索ボリュームの合計値からは、市場の関心の大きさや広がりを把握することができます。

調査結果画面の見方:キーワード比較グラフ

キーワード比較グラフでは、複数の関連キーワードの検索ボリューム推移を時系列で可視化できます。

関心の高まりや季節変動などの傾向を直感的に把握でき、施策やタイミングの検討に役立ちます。

表示期間は右上で切り替え可能です。

調査結果画面の見方:関連キーワード一覧

関連キーワード一覧では、関連キーワードごとに、月間平均ボリューム・年間ボリューム・増減率・トレンド・広告単価(CPC)・広告競合度・検索インテントなどの詳細データを確認できます。関連キーワードの評価や絞り込み、施策の優先順位づけに活用できます。

関連キーワードの表示件数を増やしたい

検索結果一覧の右上にある「表示件数」セレクタでは、1ページあたりに表示する関連キーワード数を「30件」「100件」「200件」から選択できます。クリックでメニューが開き、選択した件数に応じて一覧の表示行数が即時反映されます

ソート(並べ替え)の方法

関連キーワードは、月間検索ボリュームや増減率、CPC検索インテントなどの各指標でソートが可能です。

関心度の高いワードや成長傾向のあるワードを優先的に抽出する際に活用できます。

ソート項目の説明

■ 月平均ボリューム

Google検索ボリュームの直近3か月間の平均値を表示します。検索ボリュームが低すぎる、もしくは広告と無関係のキーワードと判定された場合は情報は表示されません。

■ 年間ボリューム

Googleの直近1年間の検索ボリューム合計を表示します。月平均ボリュームと同様に、広告との関連性が低いキーワードには表示されないことがあります。

■ 増減率

直近の月とその3か月前の検索ボリュームの変化率を表示します。成長傾向や下降傾向を把握するための参考になります。

■ トレンド

過去12か月間の検索ボリューム推移をグラフ形式で表示します。

CPCUSD

検索広告における該当キーワードの平均クリック単価(Cost Per Clickを示します。

■ 広告競合度

Google広告における競合度(広告スロットの充足率)をスコア形式で表示します。数値は0〜100で表され、以下の3段階で評価されます:と表示される場合はデータが不十分です。

0〜33Low

34〜66Medium

67〜100High

■ インテント

検索結果ページの構成からユーザーの検索意図を自動で分析し、以下の4タイプに分類します:

情報型I】情報収集を目的とした検索

移動型N】特定サイトやサービスにアクセスするための検索

商業型C】比較・検討を目的とした製品・サービスの検索

取引型T】購入などの意思が明確な検索

インテントファインダーの機能紹介

フィルター機能の操作

画面左側のフィルター機能では、検索結果を絞り込む条件設定ができます。各フィルターは折りたたみ式のタブで構成されており、クリックで開閉できます。絞り込み結果は右側の一覧表示とグラフに即時反映され、分析効率を高めます。また、上部のリセットボタン(⟳アイコン)をクリックすれば、すべての条件を解除し、初期状態に戻せます。

フィルター機能:含める単語

特定の単語を含む関連キーワードだけに検索結果を絞り込むことができるフィルター機能です。入力欄に単語を入力すると、その語を含む関連キーワードのみが一覧に表示されます。複数の単語を絞り込みたい場合は、カンマ(,)で区切って同時に指定することができ、ニーズに合致したキーワード群を効率よく抽出できます。

フィルダー機能:トピックによる分類

トピック機能は、抽出された関連キーワード(検索クエリ)の中から、複数の関連キーワードに共通して併用されている単語(=トピック)を抽出し、それぞれの単語について、検索ボリュームとそのトピックが含まれる関連キーワード数をもとに分類・表示する機能です。

トピックは階層構造になっており、上位の大トピック(例:「おすすめ」など)をクリックすると、その単語を含む複合語の下位トピックの一覧が展開され、より具体的な検索傾向を確認できます。

どのテーマに関心が集まっているかを把握しやすくなり、検索傾向の整理やキーワードの絞り込みに役立ちます。

特定のトピック(例:「おすすめ」など)に関連するキーワードだけを見たい場合は、トピック一覧から該当の単語をチェックすることで、検索結果をその単語を含む複合語に絞り込むことができます。

フィルター機能:検索インテント別の分類

検索インテント機能では、検索結果ページの構成や表示形式をもとに、関連キーワードを「情報型」「移動型」「商業型」「取引型」の4つの検索インテントタイプに分類して表示できます。チェックボックスを使って特定のインテントに絞り込むことで、ユーザーの行動意図に沿ったキーワードを効率よく分析できます。

フィルター機能:検索ボリューム別の分類

検索ボリューム別の分類機能では、関連キーワードを月間平均検索数の規模ごとに自動分類し、それぞれのボリューム帯に含まれる関連キーワード数を表示します。注目度の高いテーマからニッチな関心まで幅広く把握でき、トレンドの兆しを捉えたり、SEOや広告施策の優先順位づけにも効果的です。

フィルター機能:SERP構成要素別の分類

検索結果ページに表示される構成要素(カルーセル広告、強調スニペット、動画ブロックなど)ごとに関連キーワードを分類・表示します。これにより、ユーザーの検索意図に対してGoogleがどのような情報形式を優先しているかを把握でき、SEO施策や競合が多い広告枠への対応戦略、適切なコンテンツフォーマットの選定などに活用できます。

フィルター機能:広告競合性別の分類

Google検索広告における競合の強さをもとに、関連キーワードを「HIGH」「MEDIUM」「LOW」の3段階で分類・表示します。競合の強さを事前に把握することで、広告出稿時の費用対効果の見極めや、SEOとの住み分け、狙うべきポジションの戦略設計に活用できます。

インテントファインダーのTips

CSVデータで出力したい場合は

検索結果で抽出・分析された関連キーワードデータをCSV形式で一括ダウンロードできます。件数や残回数の上限があるため、確認のうえ実行してください。

CSVデータで出力される項目は?

CSVデータの出力項目は以下となります:

キーワード/ 月間平均検索ボリューム /  年間検索ボリューム / 3か月前比増減率(%) / CPC (USD) /広告競合度(%)  /検索結果タイプ(SERP構成要素)/  検索インテント/ 過去4年間の月間検索ボリューム

CSV出力例

関連のない単語を除外したい

画面右上の「除外キーワード」スイッチをONにすると、除外専用の検索バーが表示され、入力した単語を含む関連キーワードを結果から除外できます。不要な単語や対象外のブランド名などを排除することで、分析の精度を高め、必要な関連キーワードに絞り込むことが可能になります。複数の語句はカンマ(,)区切りで一括指定ができます。

関連キーワードの表記揺れを確認したい

関連キーワードの左にある「>」アイコンをクリックすると、Googleが同一検索クエリとしてカウントしている複数の表記(スペース違いや表記揺れなど)を展開表示できます。再度クリックすると折りたたまれます。対象の関連キーワードに含まれる検索クエリがグループ化されており、開閉によって一覧表示を切り替えられる仕様です。

関連キーワードをもっと深く調査したい

関連キーワードの右端にある「…」アイコンをクリックすると、詳細メニューが開きます。ここから他の分析ツールへの連携(対象の関連キーワードが選択された状態のパスファインダー、クラスターファインダーが開きます。)や選択した関連キーワードのGoogle検索結果画面の深掘り調査が可能です。

複数キーワードを一括で調査したい

業界全体の動向を把握するために、複数のキーワードを同時に入力して一括照会することができます。

キーワードはカンマ(,)区切りで指定可能で、上限数はプランにより異なり最大30〜100件まで設定できます。

インテントファインダーの具体的な使用例

広告施策やSEO、コンテンツ戦略のキーワード選定を効率化・最適化する

競合が少ない比較検討キーワードを効率抽出する

フィルター機能とソート機能を活用し、競合が少なく、一定以上の検索ボリュームを持つ汎用的な比較検討フェーズのキーワードを効率よく抽出する方法をご紹介します。特定ブランドに偏らない一般系のキーワードを抽出することで、より幅広いユーザーニーズを取り込んだSEO施策・広告施策・コンテンツ制作に活用できます。

操作方法

1.インテントファインダーで調査キーワード(例:自動車保険)を入力。

2.検索インテントフィルターで、比較・検討フェーズに絞り込む。

3.検索ボリューム別フィルターで狙いたい検索ボリューム帯(例:500-1,000)を選択。

4.広告競合性フィルターでLOWを選択し、競合が少ないワードを抽出。。

5.広告競合度カラムで降順でソートし、最適な候補キーワードを確認。

ポイント

•広告競合性を昇順ソートすると、特定の企業・ブランド名を含むキーワードが上位に偏る場合があります。その場合は、除外キーワード機能で自社名・競合名を一括登録して除外することで、汎用的なキーワードを優先的に抽出可能です。

•SEO施策の初期設計、広告出稿の新規立ち上げ、比較系コンテンツ設計など幅広い施策で活用できます。

フィルダー機能とソート機能を活用したその他の事例

① SEO初期の優先キーワード設計
検索ボリュームフィルターで一定以上のボリューム帯を抽出した上で、広告競合度の低いキーワードを優先的にピックアップ。SEO立ち上げ初期に短期成果を狙いやすいターゲット群を効率的に形成できます。

広告新規出稿時のリスクコントロール
検索ボリュームフィルターで一定規模の需要を確保しつつ、競合が少なくCPCの安定しているキーワードを抽出。高額入札を避け、少額予算でも出稿しやすいゾーンを選定可能です。

ロングテール記事のテーマ開拓
メインワードの競合が激しい場合でも、検索ボリューム帯を絞り込んだ上で、競合度の低いキーワードをフィルター+ソートで抽出。検索ニーズはあるが競合が薄い領域を見つけ、ロングテール向けの記事企画テーマとして活用できます。

検索インテントを把握し、マーケティング戦略に活かす

インテントファインダーでは、検索クエリを「情報型」「移動型」「商業型」「取引型」などの検索目的別に分類し、どの意図が多いかを把握することで、各フェーズに適したマーケティング施策を設計できます。

以下、自動車保険市場を例にインテントごとの分布と代表的なキーワードを分析し、マーケティング施策への示唆を整理する方法を紹介します。

①インテント別 検索ボリュームとキーワード数の分布を把握する

作り方

1.インテントファインダーで調査キーワード(例:自動車保険)を入力

2.各インテントタイプごとに、抽出された検索クエリの「キーワード数」と「月平均検索ボリューム」を集計

  • 情報型:情報収集を目的とした検索
  • 移動型:特定サイトやサービスにアクセスするための検索
  • 商業型:比較・検討を目的とした製品・サービスの検索
  • 取引型:購入などの意思が明確な検索

3.集計結果をグラフ化して、インテントごとのボリューム分布を可視化

ポイント

•全体に対するインテント構成比を確認できる

•どのインテント層に需要が多く分布しているか把握できる

②インテント別 検索ボリュームTOP5の検索クエリを把握する

作り方

1.図1と同様に、インテント別に分類された検索クエリを対象

2.各インテントタイプごとに検索ボリューム順に並べ替え (調査結果画面の関連キーワード一覧)

3.各タイプの上位5つを抽出してリスト化

4.インテントごとの代表的な検索クエリの傾向を可視化

ポイント

•主要な検索ニーズの具体例を把握できる

•検索者の購入行動のフェーズ感がより具体的に読み取れる

①②から読み取れること

  • 商業型(比較・検討フェーズ)が最も検索ボリュームが大きい
    • 比較検討段階での情報探索行動が活発であり、競合検討・ランキング・シミュレーション系のニーズが非常に高い。
  • 情報型・取引型は比較的安定したボリューム分布
    • 情報収集段階と見積・契約意向段階の両方に安定的な需要がある。
  • 移動型はキーワード数は少ないが、特定ブランド名や代理店指名検索が中心
    • ブランド認知や広告接触の成果が現れる領域で、指名検索対策が重要。

施策への示唆

  • 商業型ニーズに合わせ、比較系コンテンツ(ランキング・シミュレーション等)を重点整備
  • 情報型ニーズに向けた情報提供型コンテンツをSEO基盤として充実
  • 取引型ニーズに対して契約導線や見積取得のUI設計を最適化
  • 移動型はブランド指名検索を促進する広告施策と連携が有効

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著者について

Search Intelligenice by ListeningMindの編集部です。

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