クラスターファインダーで消費者ニーズを多角的に可視化
市場の傾向を把握するには、まずクラスターファインダーを使用して広範なキーワードを収集し、その結果から消費者ニーズを顕在化させる事をお勧めします。
- 入力キーワードの抽象度は高めから開始し、前後検索ステップは最大の3に設定します。
- 悩み>悩みの解決方法>市場大カテゴリ>市場小カテゴリ>ブランド名>具体的な商品名 ※掛け合わせも有効です。
- 悩みの解決方法 x 市場カテゴリに関するキーワードの掛け合わせから開始し、深掘りたい所に焦点を合わせていく事が効率的です。
スキンケア化粧品市場の調査例:キーワード:「スキンケア 化粧品」
出典:ListeningMind クラスターファインダー「スキンケア 化粧品」初期表示設定
- カードビュー形式に変更し、検索ボリュームから各クラスターの需要量を把握します。
- クラスターは左上より検索ボリュームの多い順に表示されます。
- クラスター名の生成を利用し、大まかな傾向を可視化します。
出典:ListeningMind クラスターファインダー「スキンケア 化粧品」カードビュー表示設定
「悩みの解決方法 x 市場大カテゴリ」の組み合わせである「スキンケア 化粧品」を検索した消費者は、どの製品が良いのか漠然と検討している段階にあります。そのため、「ランキング」「おすすめ」「ガイド」などの比較系キーワードで検索する傾向があります。しかし、市場大カテゴリを含むキーワードは、消費者ニーズの具体的な特徴を反映しにくい場合もあります。次に、キーワードの抽象度を高めた例を見てみましょう。
キーワードの抽象度を高めた例:キーワード「肌荒れ スキンケア」
出典:ListeningMind クラスターファインダー「肌荒れ スキンケア」カードビュー表示設定
キーワードの抽象度を高めることで、悩みに対する解決方法(商品カテゴリを含む)が表示されるようになりました。「肌荒れ スキンケア」を検索する消費者は、「プチプラのハトムギ化粧水」や「敏感肌向けの保湿スキンケアができる化粧水」など、さまざまなニーズを持っています。
このように、キーワードの抽象度と組み合わせを調整することで、消費者ニーズを多角的かつ高解像度で可視化することができます。